お盆休みは、少しゆったりとした時間を過ごすことができました。しかし、お盆が明けると同時に、アプリのデモ実演や開発に追われ、慌ただしい日々が戻ってきました。
その中でふと、自分が「忙しい」という言葉を口癖のように使っていることに気づきました。
「忙しい」という言葉は「心を亡くす」と書くように、少しネガティブな響きがあるかもしれません。この状態が続くと、稽古にも悪影響が出るのではないかと感じました。
そんな時、思い出したのが日本空手協会の中達也先生の指導を受けた際のことです。
中先生は、映画「黒帯」に出演されて有名な方ですが、常に楽しそうに稽古をされていて、その姿が今でも心に残っています。技術や理論だけでなく、楽しんで取り組む姿勢こそが、真の成長や深い学びをもたらすと感じました。
私も、最近の忙しい日々の中で、周りからは大変そうに見えても、実際には楽しんで取り組めていることを改めて実感しています。
辛い努力ではなく、楽しむことで自然と続けやすくなり、その結果として大きな成長や成功につながるのだと思います。
これからも、「忙しい」よりも「充実している」という言葉を意識し、日々の活動を心から楽しむことを大切にしていきたいと考えています。
最後に、論語の一節をご紹介します。
孔子は「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」と述べています。これは、「知っているだけの人は、それを好む人には及ばない。そして、それを好む人も、それを楽しむ人には及ばない」という意味です。
楽しむ心を持つことで、より深く学び、成長できると思います。これからも、楽しく充実した稽古を一緒に続けていきたいですね。